家族が増え、
新しい環境を選んでよかったと実感
営業企画部LGチーム 山下 悦朗
大学卒業後、個別指導塾にて講師・教室長を務め、スクール運営に携わる。子どもを授かったことを機に転職を考え、2020年7月にラクスパートナーズ入社。主に新規顧客のフィールドセールスを2年間経験後、現在は営業企画の立案~実行を推進している。
バランスよく働けて、
成長に寄り添えることに共感
転職を考えた理由から教えてください。
「家族と過ごす時間を大切にしたい」と考えたからです。
前職は個別指導塾の講師兼教室長で、子どもたちの成長に携わることにやりがいを感じていました。
しかし一方で、学校の授業や部活が終わる放課後~夜にかけて授業を行うため、帰宅するのは夜遅くになることが日常。しかも塾は土日にも開校するため、休日が不規則になってしまうことが私たち夫婦の悩みの種になっていました。
妻との間に子どもを授かったのは、勤務して5年目のこと。
子どもが生まれてからの暮らしについて考えれば考えるほど、前職の働き方では仕事と子育ての両立が難しく、妻に大きな負担をかけてしまうと思い、環境や働き方を変えるために転職を決意しました。
ワークライフバランスを第一条件にしたのですね。加えて転職時に軸としたのは?
「会社・事業に将来性があること」「コミュニケーションを取る仕事であること」「人の成長に寄り添えること」という3つを転職先選びのポイントにしました。
1点目の将来性については、家族を長年支え続けていくうえで欠かせないことです。2点目と3点目は前職でもやりがいに感じてきたことで、転職後もコミュニケーション力を活かし、何らかのかたちで人の成長に貢献したいという気持ちがありました。
これらを実現できると感じたのが、転職エージェントから紹介を受けたラクスパートナーズだったのです。
紹介を受けたとき、人材業界にはどんなイメージがありましたか?
正直、人材業界は忙しく、残業が少なくないというイメージがありました。
でも、転職エージェントいわく、ラクスパートナーズには勤務時間に仕事を終わらせる風土が根づき、休日出勤はほぼゼロとのことでした。
しかも、将来的にもニーズが高まるITエンジニアを未経験から育成することに力を入れ、営業はエンジニア・クライアントの双方と密にコミュニケーションを取りながら介在価値を提供できることに強く惹かれました。
自分を良く見せようとし、
殻を破れずにいた
入社後は順調なスタートだったのでしょうか。
いえ、そう簡単にはいきませんでした。むしろ戸惑うことが多く、最初の半年間はもがき続けたというのが率直なところです。
というのも、前職では教室で子どもたちや講師と向きあうことが中心で、いわゆるオフィスワークの経験がなく、名刺交換をしたことさえほとんどない状態でした。
プログラミングについては学生時代に少しかじったことがあったものの、ラクス入社後に担当したのは、まったく接点のなかった機械学習エンジニア。AIやディープラーニング、データサイエンスなど、ITのなかでも最先端の領域ですから、知らない用語が飛び交う環境に飛び込むことになったのです。
しかし、当時の私を振り替えると、「こんなことを質問すると、印象がよくないかも」と勝手に考え、疑問や悩みを一人で抱え込んでしまっていました。
なぜ抱え込んでしまったのでしょうか。
慣れない環境に早く馴染まなければ、という焦りがあったからだと思います。
余計な力が入っていた私に対して、営業の上長や先輩、人事部長からもらったアドバイスが非常に効きました。「知識・経験が足りない今の状況を受け入れ、もっと素直に周りの力を借りたほうがいい」と。
皆さんがそう親身になって伝え続けてくれたおかげで、「慣れないことをやっているのだから、できなくて当然」と、いい意味で開き直り、自分の状況を素直に受け入れることができるようになりました。
そして、わからないことは率直に質問し、気になることがあれば内に留めずにアウトプットするということを意識的に継続。周りの皆さんも快く受け入れてくれて、少しずつ肩の力が抜けていく感覚がありました。
徐々に結果が伴い始めたのは2年目。なんと社内の「半期MVP」も戴きました。
自分主導で営業ツールを整え、
チームに好影響を広げられた
大きな飛躍ですね。受賞につながった要因は?
仕組みづくりを主導したことが大きかったと思います。
当社のエンジニアのほとんどは未経験出身ですが、モチベーションやポテンシャルが非常に高いと自負しています。しかし、クライアント企業としては、未経験=未知数の面が大きく、どう活躍してくれるのかが見えづらい。
そこで私は、これまで数々のプロジェクトで活躍し、未経験からキャリアアップを叶えてきた当社エンジニアたちの参画事例集や、エンジニア一人ひとりがどんな思いでこの道に進み、何を学び、どんな評価を得ているのかという資料を作成しました。
クライアントの課題や要望に寄り添うことが前提ですが、これらを活用することで、当社エンジニアの具体的な活躍イメージを掴んでいただきやすくなり、クライアントからのヒアリングの精度も高まりました。社内でも、実際の参画事例をもとにエンジニアのアサインを考えることができるので、企業とのマッチングの精度も上がります。これらを 共有することで、チーム全体にも好影響を与えることができました。
現在の営業企画部での仕事にもつながるような取り組みですね。
そうなんです。営業の課題を洗い出し、課題解決につながるツールや施策を考え、新規のお客様を広げていく。2年目からそうした視点で営業に取り組むことにおもしろさを見いだし、その延長線上として、営業企画をやってみたいと思うようになりました。
失敗を許容する風土。
改善点を探り、次につなげる
その思いが高じて自ら異動を希望したのですね。営業企画部ではどんな仕事を?
新規顧客の開拓に向けて、マーケティング施策を企画・実行してリードを創造し、アプローチをかけて顧客化するという一連のフローをトータルに担当しています。
マーケティング施策とは?
広告、メルマガ、ウェビナー、展示会・イベントなど、オンライン・オフラインの垣根なく、さまざまな手法を駆使し、新規顧客との接点を創出しています。
フィールドセールス時代に直に触れてきたお客様の課題やお困りごとをふまえつつ、「お客様はどんな情報を欲しているのか」「何に関心を示されるのか」を具体的な指標から分析・検討し、ナーチャリングに挑んでいるところです。
その成果や手応えはどうでしょうか。
インバウンド数や成約率が伸びてきた施策がある一方、入念に検討を重ねて実践した施策であっても、思うような成果につながらないケースもあります。
しかし、失敗から学ぶことのほうが多く、失敗を恐れることはありません。ラクスパートナーズ自体は、「失敗を許容する風土」がある会社です。
うまくいかなかったことも好材料ととらえ、なぜ刺さらなかったのか、お客様のニーズと何がズレていたのかと振り返り、改善点を検証し、PDCAを丹念に回すことで、大きな成果に結びつけていきたいと考えています。
転職後、いい変化を得られ、
家族も喜んでくれています
人の成長に寄り添うという面のやりがいはどうでしょうか。
ある大手クライアントでは、人材マッチング系のAIモデルを改善するために、自然言語処理を得意とする機械学習エンジニアを必要とされていました。
お客様は実務経験を重視されていましたが、その根拠を丁寧にヒアリングさせていただき、そのうえで当社エンジニアの研修・実践で学んだ内容から発揮できるパフォーマンス をできるだけ具体的にお伝えし、ポテンシャルの高さを伝え、アサインにつなげることができました。
就業後のエンジニアは、希望する案件だったこともあって、モチベーション高くプロジェクトに取り組み、主体的にスキルアップに励み、クライアントから高評価を獲得してくれました。さらに、その活躍が実を結び、単価アップと当社エンジニアの増員が決定。社内でも目覚ましい成長と貢献度が認められ、MVPに輝きました。
私たち営業は、こうしたエンジニア一人ひとりの活躍を支え、キャリア=人生を変えるくらいの影響を及ぼせる存在。そこに責任と意義の大きさを実感する毎日です。
転職後、仕事とプライベートのバランスについては?
160度変わりました(笑)。当社に転職して早々に子どもが生まれ、もう3歳。
当社の通常の勤務時間は9:00~18:00なのですが、私は時差出勤で8:00~17:00に変更し、今は毎日保育園の送り迎えを行っています。前職に比べて残業が大幅に減ったので、仕事を終えて家族と過ごす時間が増え、家族との休日の予定も立てやすくなりました。
妻も「転職してくれてよかった」と言ってくれていて、私自身、ラクスパートナーズを選んで本当によかったと感じています。