株式会社うるる様

事業会社が派遣エンジニアを
活用するために必要なマインドとは?

ラクスパートナーズのエンジニアサービスをご利用頂いている株式会社うるる様。
事業をグロースするために、派遣エンジニアを効果的に活用し、
パートナーシップを持ち続ける秘訣をNJSS事業本部プロダクト開発課課長の森山様にお伺いしました。

人のチカラで 世界を便利に

うるるの事業内容
Q:まずは、御社のビジョン、大切にしていることなどをお伺いします。

森山様:当社では、「人のチカラで 世界を便利に」とビジョンを掲げています。
IT系企業でありつつも、あえてビジョンに人のチカラを掲げているのは、「少子高齢化が進み労働生産人口が減っていく社会課題に対して、育児や介護でフルタイムでは働けない方々の労働力を活かすことでクリティカルな対策を打てる」との思いからです。
それを実現するために、ITやWebが活きてくるというのが当社の考えです。

Q:ITの力でフルタイムでは働けない人がより良く働けるサービス作りに取り組まれているのですね。
次に御社の事業内容について簡単にお聞かせください。

森山様:当社では3つのセクションで事業を行っています。
一つが創業当時から行っているBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業。
名刺・アンケートの入力や書類のスキャニングなどを中心に請け負っています。
BPO事業のグロースにより、社外のワーカーさんの力を借りるようになったのですが、そのワーカーさんが当社以外でも仕事ができるようにと二つ目のクラウドソーシングプラットフォーム事業としてShufti(シュフティ)を立ち上げました。
三つ目の事業が、今当社で一番力を入れているCGS事業です。
クラウドジェネレイテッドサービス(Crowd Generated Service)の略で、クラウドワーカーさんの力で運営していくサービスという思いを込めて付けている弊社の造語です。
CGS事業には、私が所属している入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)や、受電代行サービスのfondesk(フォンデスク)などがあります。
新規事業として新たなCGSを立ち上げていく流れもありますね。

うるるがエンジニア派遣事業を使うメリットとは?

Q:御社が人材採用で大切にされている点はございますか?

森山様:当社では「うるるスピリット」という以下5つの行動指針があります。

うそをつかない、悪いことをしない
会社はホーム、社員はファミリー
相手の期待を超える「おもてなし」
当事者意識を持って、納得して働く
ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける

行動指針を掲げている企業さんは多数あると思いますが、当社では行動指針をベースにカルチャーフィットを重要視した採用活動を行っています。
例えばエンジニア採用の場合、テクニカルスキルが高くても「うるるスピリット」への共感度が低かったら採用しない、と決めています。

Q:カルチャーフィットを非常に大切にされている姿勢を感じます。
では、御社が人材採用にあたって感じられている課題はどんなところでしょうか?

森山様:エンジニアの採用はキャリア採用も並行して行っていますが、マネージャー層とフロントエンドが足りていないですね。
キャリア採用の課題としては、募集から入社まで時間がかかる点、また他社さんも多く求人を出されている状況下で、市場価値の高まっているエンジニア採用の競争が激しい点が挙げられます。

Q:御社が中途採用を行っているなかで、エンジニア派遣を活用するメリットは何ですか?

森山様:率直に申し上げて2点ございます。
一つはスピード感と提案人材の数です。
フロントエンドでいえば、派遣や業務委託であれば正社員採用より多くの方を提案頂け、また、採用までの期間も短くできます。

もう一点は、人員調整の部分です。
当社は各プロダクトごとに開発チームがあり、さらにその中でもプロジェクト単位で動いているので、プロジェクトの状況により必要人員の波があります。
正社員で採用してしまうと、終息期にそのエンジニアをどうするかという問題が出てくるのですが、派遣や業務委託の方ですと人員の流動性を確保しやすいです。

派遣は即戦力?

ラクスパートナーズの若手エンジニアを採用して
Q:御社がラクスパートナーズの派遣エンジニアを利用した背景やきっかけをお聞かせください。

森山様:私が当社に入社した時はラクスパートナーズさんとはお取引がなかったのですが、私が前職でラクスパートナーズさん(当時は(株)ラクスHR事業部)のお世話になっていまして。
実務経験がなくてもプロアクティブに動いてくださる方や学習意欲の高い方が多い企業さんだなという印象を持っていたので、募集をかけるタイミングでラクスパートナーズさんにも相談したいと採用チームにつなぎました。

私の所属するNJSS事業本部は、入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)に関わる全ての領域を担当する部署です。
NJSSは、入札(N)情報(J)速報(S)サービス(S)の頭文字で、全国の官公庁や自治体から公示される入札案件や落札結果を集めており、NJSS上で一括検索や案件の管理ができるサービスです。
私はプロダクト開発課のマネジメントを担当しており、運営を開始した2008年以降、NJSSが爆発的にグロースしてしまった影響で技術的負債が積み重なってしまったプロダクトのフルリニューアルプロジェクトをメインに行っています。ラクスパートナーズさんからは複数名参画頂き、活躍頂いています。

Q:ありがとうございます。
一般的に企業様が派遣エンジニアを採用されるときは即戦力を期待されていることが多い一方でラクスパートナーズは若いエンジニアが多いのですが、その点でお感じになっていることはありますか?

森山様:そうですね、若いからこそ、物おじせずにどんどん意見を言ってくれる方が多いですね。
ご経験の豊富な方だと良くも悪くも遠慮が出てしまう部分なのかもしれないですが、良いと思ったものは良いと言ってくれるのは若い方に多い印象です。
採用背景にもよりますが、ポテンシャル枠も検討できるタイミングでしたら比較的若い方にお願いしたいですね。

Q:では、実際にラクスパートナーズを利用してみたご感想はいかがでしょうか?

森山様:満足度は非常に高いですね。
今回増員の話が出たときも真っ先にご相談させて頂きました。
ラクスパートナーズさんの場合、成長意欲やチャレンジ精神が旺盛で、がんがん意見を言って下さる方が多いので、そこはありがたいですね。
また、うちの現場でも確実に成長してくださる。
入ったタイミングよりお別れするタイミングで確実にパワーアップしているのを見られるのは、我々としても感慨深いものがあります。
無駄な現場じゃなかったんだなと思えますね。
ラクスパートナーズさんには様々な方が入社されるとは思うのですが、3か月の研修期間を経ることで今まで私がやり取りさせて頂いた「いい意味で前のめりなエンジニア」が生まれているんだろうなと感じています。
そこは世代が変わっても残って下さると嬉しいですね。

事業会社が派遣エンジニアを活用するために必要なマインドとは?

Q:派遣エンジニア活用を検討している他社へ向け、派遣エンジニア活用のポイントをアドバイスされるとしたら、どんな事が挙げられますか?

森山様:そうですね……正社員側から線を引かないようにしています。
もちろん、法律上明確に線引をしなければいけない部分はありますが、チーム開発をする中では、「ここから先は正社員だけでやるから」とか、「派遣の人は言われたことだけをやっていれば良い」というスタンスで対応してしまうと、プロダクトやプロジェクトに愛を持ってもらえないと思っています。
プロダクトやプロジェクトに対する意見は雇用形態に関わらず集めるようにしていますね。
実際、ラクスパートナーズのTさんから意見をもらって、チームの技術力向上やさらなる関係構築を目的に勉強会が開催されたり、リモートビアバッシュが開催されたりという事もあり、意見をもらえるのはチームの刺激にもなります。

Q:正社員の方から受け入れる姿勢を持って頂けると、良いパフォーマンスを上げられるラクスパートナーズのエンジニアは非常に多いです。
企業様からそのように言って頂けるのは非常にありがたいです。

森山様:実は当社は、派遣でエンジニア採用をしているのはラクスパートナーズさんだけなんです。
なぜかと言うと、事業会社のエンジニアの在り方を理解して下さっているから。
派遣や業務委託のエンジニアの方は、その雇用形態から、技術志向が強くなりがちな方が多いかと思います。
しかし当社は事業会社なので、技術は事業運営上の手段の一つであり、技術だけではなくサービスや営業力、サポートなどの総合力で勝負しています。
私がお会いしたラクスパートナーズのエンジニアの方々は自分の技術を高める思いがありつつ、リリースへのコミット、デリバーへのコミットを理解して下さっていてありがたいですね。