こんにちは!
ラクスパートナーズの採用担当です。
近年、IT業界では急速なDXの進行により、プロジェクトの複雑化と大型化が進んでいます。
その中でますます注目を集めている職種が「PM(プロジェクトマネージャー)」です。
とはいえ、PMという言葉は聞いたことがあっても、その具体的な役割や仕事内容、他の職種との違い、キャリアパスについては詳しく知られていないのが現状ではないでしょうか?
本記事では、現役のPMとして活躍するラクスパートナーズ社員、三澤さんのリアルな経験をもとに、PMという仕事の全体像から、PLやPdMとの違い、実際の年収事情、未経験から目指すためのヒントまでを徹底解説していきます。
目次
PMとは何をする仕事?

PMの仕事内容|7つの重要な管理業務
1. スコープ管理(要件定義)
プロジェクトにおいて「何を・どこまで・いつまでに」やるのかを明確にする工程です。
クライアントの要望は多岐にわたりますが、限られた時間と予算の中で現実的な対応範囲(スコープ)を定義し、段階的な実装計画を立てる必要があります。
三澤さんは実例として、「既存システムの移行をフェーズ1・2に分けて進めた」プロジェクトを紹介してくれました。このように、全体の要望を小分けにし、実行可能なスコープを握ることがPMにとって最初の勝負所になります。
2. スケジュール管理
定義したスコープを実現するための具体的なスケジュールを策定し、メンバーに落とし込む工程です。タスクの開始・終了タイミング、担当者、マイルストーンを明確にし、進捗の遅れがあればリスケジュールやリカバリーを検討します。プロジェクトが複数名で動く中で、個々のメンバーの稼働状況や能力に応じて役割分担する調整力が求められます。
3. 品質管理
納品物の品質は、クライアント満足度や企業の信頼に直結する重要な要素です。
あらかじめ品質基準(例:応答時間、負荷耐性、UIの完成度など)を定め、テスト工程で定量的な観点から品質をチェックします。「リクエスト数に耐えられるか」「UIに不備はないか」などの確認を怠らず、不具合を未然に防ぐのがPMの使命です。
4. リソース管理
プロジェクトの実行には人手と資源が不可欠です。PMは、必要なスキルを持った人材の配置、外部委託の調整、ツールやサーバー環境の確保など、あらゆるリソースを整備・確保する役割を担います。進行中にリソースが不足した場合は、追加要員の手配や外注の判断を行うこともあります。
5. コスト管理
人件費、外注費、インフラ費などのコストを把握し、予算内でプロジェクトを完遂するための資金管理もPMの責任範囲です。限られたリソースと予算の中で最大の成果を出すためには、費用対効果を見極めるマネジメント能力が求められます。
6. リスク管理
プロジェクトには常にリスクが潜んでいます。
要件定義の段階では見えてこなかった課題や技術的障害が途中で発生することもあります。そのため、PMは日々プロジェクトの動きを観察し、「これはリスクになるのでは?」と直感した瞬間に行動に移す嗅覚と判断力が必要です。
7. ステークホルダーとのコミュニケーション管理
プロジェクトにはエンジニア以外にも、営業、企画、外部ベンダーなど、多くのステークホルダーが関わります。コミュニケーションの齟齬が原因で仕様のブレや認識のズレが生じることは珍しくありません。PMは関係者とのパイプ役として、情報伝達のハブになることが期待されます。
PMとの比較|PL・PDMとの違いとは?
💡PL(プロジェクトリーダー)との違い
- PL:現場のリーダーとして、タスク分担や進行管理を担う/li>
- PM:PLを含めたプロジェクト全体の管理・調整を行う
まとめると、PMは「管理者」、PLは「現場責任者」という立ち位置です。
💡PdM(プロダクトマネージャー)との違い
- PdMはより経営寄りの視点を持ち、製品やサービス全体の戦略・方向性を決定
- PMはその戦略をプロジェクトという単位で実行に落とし込む役割
三澤さん曰く、「PdMになるためにはPMの経験が必要」とのこと。
PdMはPMの上位職という位置づけである場合も多いようです。

PMの年収はどれくらい?
厚生労働省の統計によれば、PMの平均年収は以下の通りです。

参照:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
30代後半の三澤さんもこの水準を上回る年収とのことで、やりがいと報酬の両立ができる職種と言えるでしょう。
さらに現在は、PM人材の不足が深刻化しており、需要は右肩上がりになっています。
スキルを磨けば、年齢や経歴に関係なく、収入アップやキャリアアップを狙える魅力的な職種です。

派遣でもPMになれる?
結論から言えば、可能です。
三澤さんは「ラクスパートナーズ」から派遣されている立場ですが、クライアント先のプロパー社員やフリーランスと協力しながら、プロジェクト全体をリードするPMとして活動中です。手を動かすエンジニアではなくとも、プロジェクトを回すことで成果を残すやりがいがあると語っています。
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未経験からPMを目指すための3つのポイント
三澤さんが未経験者に伝えたいPMに必要な心構えは、以下の3点に集約されます。
- 何事も“自分ごと”で考える姿勢
- 常に「なぜ?」と疑問を持つ視点
- 仕事を楽しむマインド
困難を“仕事としてこなす”のではなく、“課題として楽しむ”くらいの心構えがある人が、PMとしてチームから信頼され、プロジェクトを成功に導けるのだといいます。

まとめ|PMは“未来を動かす”仕事
PMは、単なる管理職ではなく、プロジェクトの価値を最大化するための戦略家であり調整役です。
未経験からでも意志と努力次第で目指せる道。
高い年収、やりがい、スキルアップと、将来性にあふれたキャリアです。
IT業界で成長したい方、自分の力でプロジェクトを動かしてみたい方は、PMという道にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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