「エンジニアを目指して勉強を始めたいけれど、まずはどのプログラミング言語がおすすめなんだろう?」 「Javaは古いってネットで見かけたけれど、今から学んでも将来性はあるのかな……」
そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、今年で10年目を迎えたベテランWebエンジニア・岩本さんにインタビューを実施しました!
「未経験におすすめのプログラミング言語はJava」とのことですが、「Javaは未経験からでも将来性があるのか」というリアルな実態から、多くの開発現場でJavaがなぜ使われ続けるのかという疑問まで、詳しくお話を伺いました。
お話してくれる人
岩本さん
10年目を迎えたWebアプリエンジニア。
主にバックエンドエンジニアとして活躍している。
目次
Javaの将来性はどうなの? 日本で求人はトップクラス
――おすすめのプログラミング言語を検索すると、「Pythonが簡単だし人気もある」とか「Javaは古めの言語」とか出てきます。今からJavaを学ぶ価値って本当にあるんでしょうか?
Javaは将来性が高い言語だと思います。未経験者が学ぶ言語としてもおすすめですよ。キャリアが築きやすいですし、エンジニアとしての基礎力も付きます。
確かにAIや機械学習のブームでPythonの人気は凄まじいですよね。国内外の言語ランキングでもPythonが上位に来ることが多いです。ただ、それは統計やデータ分析という特定の分野での話なんです。
日本のシステム開発、特に「企業の基幹システム」や「社会インフラ」という巨大な市場においては、今でもJavaが圧倒的なシェアを誇っています。
――ということは、実際の仕事も多いんですか?
企業での需要が高く、求人が多いです。たとえば大手求人サイトの「マイナビ転職」で検索すると、Javaの求人は10,000件以上あり、人気のPython(7,000件以上)を引き離してトップです。
未経験からスタートする上で、求人の選択肢(チャンス)が多いというのは、将来性の証とも言えますよね。

Javaは古い?なぜ今でも大企業に選ばれ続けるのか
――求人が多いのって、「昔のシステムが残っているだけ」ということはないですか…?
なるほど、鋭いですね!でも、Javaが選ばれているのは過去の遺産だからではなく、現役でベストな選択肢だからなんですよ。
Javaは1995年に登場した比較的歴史のある言語ですが、今でも頻繁にアップデートが繰り返されていますし、「Spring Boot(スプリングブート)」というフレームワークを使えば、モダンでスピーディーな開発ができます。手軽さと高い安全性を両立できるので、新しいシステムを作るときにも選ばれています。
――では、次々と新しい言語が登場するなかで、Javaはなぜ多くの企業で使われ続けているのでしょうか?
銀行、保険、官公庁、製造業といった、絶対に止まってはいけない「社会インフラの根幹システム」を支えるために、Javaの持つ3つの強みが不可欠だからです。
設計がしっかり固まる
Javaは「型」をきっちり決めて実装していくため、誰が書いてもブレにくい強固な設計ができます。開発途中でメンバーが入れ替わったり、新しい人が入ってきたりしても、ソースコードを見るだけでスムーズに開発を引き継ぐことができます。
処理速度がトップクラスに速い
数ある言語の中でも、Javaの処理速度はトップクラスを誇ります。一瞬で膨大な計算や大量のデータを処理する金融システムや、アクセスが集中する大規模なWebサービスでも、ストレスを与えず動作します。
セキュリティとメモリ管理が優秀
Javaは、外部からの攻撃を防ぐ暗号化やアクセス制御などのセキュリティ機能が標準で充実しています。さらに、システムが急に止まる原因になりやすい複雑なメモリ管理をJavaが自動で行ってくれるため、開発者が難しいことを気にしなくても、トラブルやバグが起きにくい安全なシステムが作れます。
一度こうした大規模システムに導入されると、簡単には他の言語に変えられません。「速くて、安全で、管理しやすい」からこそ、企業は10年、20年、あるいはそれ以上の長期にわたってアップデートを繰り返しながら使い続けるという選択をしますし、結果として需要が途切れないのです。

「Javaは難しい」は本当。それでも初心者に勧める理由
――将来性があるのはよく分かりました。ただ、Javaって他の言語に比べて「難しい」「学習コストが高い」って聞きます。そこが未経験者にとって一番の壁だと思うのですが……。
いや、本当にその通りだと思います。Javaは最初に覚えるべきルール(型宣言など)が多くて苦労する言語なのは事実です。
――やっぱりそうなんですね。それでもJavaをおすすめするのはなぜですか?
初めにJavaのようなルールがしっかりある言語で土台を作っておくと、エンジニアとしての基礎が身につき、ほかの言語の習得も楽になるからです。
Javaを学ぶと、大人数での開発にも耐える「崩壊しにくい強固な設計思想」が身につきます。また、プログラムが裏側でどうデータを扱っているかという基礎体力が自然と養われます。そのため、最初にJavaをやっておけば、後からPythonやRuby、他のどんな言語を学ぶことになっても簡単に習得できるようになります。私自身もそうでした。
また、長く世界中で使われているので情報量が桁違いです。公式ドキュメントやコミュニティの情報が充実しているので、学習や現場でバグに直面した時、エラー名で検索すればほぼ100%解決策が出てきます。初心者が一番挫折しやすい「調べてもわからない」が起きにくいのも、Javaのメリットです。

エンジニアへの第一歩!Java習得までのロードマップ
――「よし、Javaを勉強しよう!」と決めた人は、何から始めたらいいでしょうか?
こんな流れで進めるのがおすすめです!
【Step 1】Javaの基礎(変数、型、基本構文)
まずはプログラミングの「共通の基本ルール」を覚えます。 画面に文字を出す方法や、データの種類といった土台をここで固めましょう。
【Step 2】オブジェクト指向
大人数で開発してもコードがぐちゃぐちゃにならない「設計のコツ」を学びます。 Javaの一番の難所ですが、ここを乗り越えれば、変更しやすく壊れにくいコードの書き方が身につきます。
【Step 3】Webの基礎知識
インターネットがどうやって動いているかの「仕組み」を理解します。 Javaのコードを書くだけでなく、ブラウザとサーバーの間でデータがどう行き来しているかを学びます。
【Step 4】「Spring Boot」フレームワーク
現代風のアプリをサクサク作るための「便利ツール」を使いこなします。 昔の面倒な設定を自動化してくれる、今のJava開発には絶対に欠かせない機能です。
【Step 5】データベース・SQL
システムに欠かせない「大切なデータを安全に保存・管理する方法」を学びます。 ユーザー情報や商品データなどを正しく扱う方法を知ることは、プロのエンジニアの必須スキルです。
オブジェクト指向とは?
Javaにおいて最も重要な概念です。データと処理を「オブジェクト」という一つの単位にまとめ、それらを組み合わせてシステムを構築するプログラミングの考え方です。
かなり概念的なお話なので、ここでつまづく方は多いのですが、この考え方は、他のプログラミング言語を学ぶ際にも役に立ちます。
長く活躍できるエンジニアを目指すあなたへ
Javaは一見「古い」「難しい」と思われがちですが、圧倒的な安心感とモダンな開発の楽しさを両立した、将来性抜群の言語です。身につければ、この先長くエンジニアとして活躍できる心強い味方になってくれます。
「難しいJavaをマスターできるか不安……」 「本当に未経験からエンジニアとして働けるようになるのかな」
そんな不安があっても大丈夫です。
当社の3ヶ月間の超実践型研修では、第一線で活躍してきたプロのエンジニア講師が対面形式で丁寧に指導。大規模なラーニングセンターも完備し、学習に100%集中できる環境を整えています。
研修後は、広告、ECサイト、AIなど、様々な成長分野でのプロジェクトが待っています。
オンライン採用説明会を実施していますので、少しでも気になった方は、情報収集としてまずは話を聞くところからはじめてみてください。
▼この記事の内容は動画でもご覧いただけます!

