「ミスひとつでシステム全停止って本当…?」 「インフラエンジニアって夜勤ばかりで生活リズムが崩れそう…」
ネットで「インフラエンジニア」と検索すると、「やばい」「やめとけ」というキーワードが目につき、未経験から挑戦しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2023年にエンジニア未経験から中途で入社し、現在は金融業界のプロジェクトで活躍されている現役インフラエンジニアの石野さんにインタビュー!
ネットで噂される現場の真相について、リアルな実態を教えていただきました。
お話してくれる人
石野さん
2023年1月に中途入社。
現在は金融業界のインフラエンジニアとして活躍中。
目次
噂1:夜勤と休日出勤が多くてきつい?
【真相】担当する業務による!上流工程やクラウド環境なら基本はカレンダー通り。
──「インフラ=夜勤や休日出勤ばかりで過酷」というイメージがありますが、実際はいかがでしょうか?
僕自身はサービス停止時の作業があるため月1回ほどの休日出勤がありますが、夜勤は現在ありません。
24時間365日システムを見守る『監視・保守』のエンジニアの場合、シフト制で夜勤や土日出勤が発生しますが、設計・構築を行う『上流工程』のエンジニアの場合、基本は土日休みのカレンダー通りの働き方になります。
また、休日出勤をした場合は代休が取れるので、僕は金曜日に休みを取って3連休にしたりもしていますよ。
【補足】24時間365日対応の案件について
BREXA SOLVIAでは、エンジニアのワークライフバランスを重視し、原則として夜勤が頻繁に発生する案件にはアサインしない方針をとっています。

噂2:物理サーバーがあるからリモートワークは不可能?
【真相】嘘!実は「リモートワーク率」が高い。
──「物理マシンを直接触るから出社必須」と思われがちですが、実際はどうですか?
実は、僕自身もオンプレミス(物理サーバー)の案件を担当していますが、出社は月2回ほどでほぼリモートワークです。
今はAWSなどのクラウドが主流ですし、物理サーバー案件でも直接マシンに触る作業はごく一部。僕も、セキュリティルール(指定のWi-Fiや厳格な通信規約)を守った上で、自宅で作業しています。自宅のデスクにモニターを並べて、要塞のような快適な環境で集中して働いています!

噂3:他社の通信障害ニュースを見ると胃が痛くなる?
【真相】本当!「他人事じゃない」と謎の連帯感と痛みに襲われる。
──大手キャリアなどで通信障害のニュースが流れると、背筋が凍るような感覚になるって本当ですか?
はい、めちゃくちゃ気になりますね…!自分の担当システムではなくても、同業者としてゾッとする時があります。
ユーザー目線で『使えなくて不便だな』と思うのではなく、『うわぁ…今頃現場のインフラチームは地獄のような空気で原因追求をしているんだろうな…』と裏側の苦労がリアルに脳裏に浮かんでしまって。謎の連帯感と、胸が痛むような感覚に襲われるのは『インフラエンジニアあるある』です(苦笑)

噂4:データセンターのセキュリティはスパイ映画並みに厳しい?
【真相】本当!生体認証・体重測定まである厳格すぎる世界。
──「データセンターに入るのはセキュリティが厳しくて大変」という噂はどうでしょうか?
これは完全に本当です。顧客の機密データが詰まっているため、空港のセキュリティゲートよりも厳重ですね。生体認証はもちろん、入退室時に体重を計測して物品の持ち込み・持ち出しがないかチェックされることもあります。
年に何度か作業のために赴きますが、8時間ほど密室で作業することもあります。行くとちょっとワクワクするんですが、サーバーを冷やすファンの高い音が鳴り響いているので、人によっては向き不向きがある空間かもしれません。

噂5:極寒の部屋で終わらないケーブル地獄に追われる?
【真相】嘘!専門業者が担当するため、日常的にやるわけではない。
──「寒すぎる部屋で何百本ものLANケーブルを解きほぐす」という噂の真相は?
配線作業やハードウェアの抜き差しは、基本的にハードウェア専門のエンジニアやパートナー企業様が担当されるため、僕たちが行うことはほぼありません。
部屋の温度も、機械を冷やすために『長袖を着るとちょうどいい肌寒さ』くらいで、凍えるような極寒ではないので安心してください!

噂6:半角スペース1個の誤字でシステムが全停止する?
【真相】本当!ただし「ダブルチェック体制」で徹底防衛。
──「1文字の入力ミスでシステムが吹き飛ぶ」という噂は、本当ですか…?
大いにあり得ますね。インフラの設定ファイルやコマンドは記述ルールが非常に厳密です。半角スペースの数が1つ違うだけでエラーになり、システム全体が起動しなくなることも珍しくありません。
──すごいプレッシャーですね…。どうやって防いでいるのですか?
現場では『作業を実施する人』と『ミスがないか確認する人(再鑑者)』の最低2名体制を徹底しています。『このコマンドでエンターキーを押して大丈夫か?』をダブルチェックしてから実行するんです。
最近はAIの活用も話題になりますが、誤判定のリスクや情報漏洩を考えると、重要なシステムほど人間の目による厳重な手作業が今でも主流です。

噂7:誰にも褒められずやりがいがゼロ?
【真相】嘘!何千万人を支える「スケールの大きさ」が魅力!
──目に見える華やかさがない分、「やりがいを感じにくい」と言われることもありますが…?
確かに何事も起きない『平常運転』こそが最高の成果なので、派手な目立ち方はしません。
ですが、無事故で作業を終わらせた時に、大変さをご存じのクライアントから『何事もなく無事に動きました、ありがとうございます!』と感謝されることもあります。
何万人・何千万人という人が日常的に使う巨大システムの土台を自分が支えているというスケールの大きさは、インフラエンジニアならではのやりがいですね。

まとめ:噂の正体は正しく知れば恐れる必要はない
ネット上で流れる「インフラエンジニア=やばい」という噂。
その実態を紐解いてみると、無秩序で過酷な環境というわけではなく、「何千万人もの生活を支えるシステムを絶対に止めないための、プロとしての厳格なルール」があるからこそ生まれる言葉だと分かります。
そして現在のインフラ業界は、クラウド化や自動化の波により、働き方も大きく変化しています。リモートワークの普及や振替休日の取得、ダブルチェックによる安全な作業体制など、未経験からでも安心してキャリアをスタートできる環境が整っています。
噂の表面だけを見て「やばそうだから…」と選択肢から外してしまうのは、非常にもったいないことです!
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