2026年7月1日、ラクスパートナーズは株式譲渡に伴い、「BREXA SOLVIA(ブレクサ ソルビア)」として新たなスタートを切ります。 本記事では、当社への入社を検討されている皆さんに向けて、執行役員の森が「会社の現在と未来」を語ります。
執行役員 森 大介
大学卒業後、ITエンジニアとしてキャリアをスタート。2010年株式会社ラクスに入社。採用責任者および人材開発部(研修・育成)の統括を務め、現在は執行役員として経営を担う。
目次
未経験からITエンジニアを育てる育成メソッドとその変遷
ーまずは、当社の事業内容とこれまでの歩みについて教えてください。
当社は、Web、インフラ、機械学習、QAといったITエンジニアに特化した「育成型」人材事業を行っている会社です。実務未経験の方を採用し、育成を行ったうえで、お客様先へのアサインまでを一気通貫で手掛けています。
最大の特徴は、育成メソッドにあります。そのルーツは前身のITスクール事業です。2004年から未経験者を採用し育成するという取り組みを始め、2018年に株式会社ラクスから分社化。株式会社ラクスパートナーズとなり、2026年4月にBREXAグループへジョインしました。
最初は、Web開発とインフラ領域からのスタートでしたが、業界のニーズに合わせて、2019年に機械学習、2021年にフロントエンド・QA領域へと拡大し、現在では従業員数が1,300名を超える規模にまで成長しています。
ただし、規模の拡大だけを追うのではなく、当社の差別化されたビジネスモデルを維持し、磨きながら堅実に歩みを進めてきました。
ーそのビジネスモデルへのこだわり、差別化のポイントはどこにあるのでしょうか。
私はもともとITエンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、その視点から見ても、当社ほど「お客様の期待に応える育成」を徹底している会社はないのではないかと自負しています。私たちの育成基準は、お客様が求める高い現場レベルにあります。
また、採用面でもこだわりがあります。私たちは、ただ「手に職をつけたい」というだけでなく、「ものづくりに関わって、その先のユーザーやステークホルダーの方々に価値を届けたい」という熱い思いを持った方を採用しています。
研修の難易度は高く、お客様から求められる期待値も高いからこそ、そういった想いがなければバリューを発揮することはできません。当社は育成と採用の質を緩めず守り続けてきたからこそ、しっかりとお客様からご評価をいただけているのだと思います。
ーそういった成功の裏側には、苦労や失敗などもあったのでしょうか?また、そこから見えてきたものはどういったものだったのでしょうか。
もちろん、初めからすべてが順調だったわけではありません。過去にはPHPやネットワークといった領域にも挑戦し、試行錯誤した時期もありました。しかし、その中で我々は「どのような会社がどんなエンジニアを欲しているか」というペルソナをより明確にすることができました。そこから逆算をして育成カリキュラムを組み立てることで、即戦力として活躍できる人材を輩出することができています。
ただ、そのサイクルや運用フローを洗練させたとしても、やはりエンジニアもお客様も「人」です。一人ひとりの意向や思い、性格があります。そこは、仕組みだけでは解決することができません。ですから、双方に当社の社員が丁寧にヒアリングをし、AIも活用しながら、最適なマッチングを叶えるために日々ブラッシュアップを重ねています。
IT業界のニーズも目まぐるしく変化する中で、ルールを決めて終わりではなく、常にコミュニケーションを取りながらその時々の状況にアジャストしていく柔軟性を大切にしています。

「可能性を、その先へ」——グループ参画がもたらす3つの進化
ーグループの変更があった背景についてお聞かせください。
結論から申し上げますと、今回のグループ参画は、前親会社のラクスと当社の双方がさらなる飛躍を目指す「戦略的な選択」です。ラクスはSaaS事業とIT人材事業の二本柱でやってきましたが、ビジネスモデルが異なることから、お互いの更なる拡大のために「より最適な環境で成長投資を受けるべきだ」という結論に至りました。私たちの可能性を信じ、よりダイナミックな投資を行ってくれるBREXAグループへ参画することは、会社にとっても、これから入社する皆さんにとっても、ベストな選択であると考えています。
ーBREXAグループからは、当社のどのような点が評価されたのでしょうか。
私たちがやってきたこと、つまり「未経験から優秀なエンジニアへと育成し、世の中に輩出していく」という弊社の独自の強みを高く評価していただきました。
「BREXA」というブランド自体は昨年できたばかりで、まだ世の中への浸透はこれからという段階です。しかし、人材サービス業界において売上規模国内第3位というグループのスケール感を活かして、今後はCMなどを通じて一気に認知度が高まっていきます。その流れの中で、私たちも「BREXA SOLVIA」としての存在感を示していきたいと考えています。
1,300人という規模はグループ内では決して大きくありませんが、「他社には決して真似できない、唯一無二の価値を提供できている」という自負があります。この自分たちが培ってきた強みを、BREXAという大きなプラットフォームの上でさらに加速させていける。これこそが、今回グループが変わることの最大の意義だと考えています。
ーBREXAグループ内には他にもエンジニア派遣を事業とする企業があります。その中で当社の立ち位置や、新社名「BREXA SOLVIA」に込めた想いを教えてください。
先述の通りグループ内でも、当社の「未経験から特定の技術領域に特化して育成する」という強みは非常に尖っており、そこを高く評価していただいたことが今回の参画につながっています。新社名の「SOLVIA(ソルビア)」は、「Solution」と、ラテン語で「道」を意味する「Via」を組み合わせた造語です。ここには2つの決意を込めています。
一つは、お客様の課題に対して確かな解決策を提供し、共に成長していく道を作ること。もう一つは、エンジニアを目指す人たちを採用・育成し、彼らがプロとして歩むためのキャリアの道を切り拓くことです。
また、「Sol」にはラテン語で「太陽」という意味もあります。BREXAグループという大きな組織の中でも、自ら光を放ち、周囲を照らし出すような輝ける存在でありたい。そして、グループ全体にとっても、エンジニアが目指すべき一つのキャリアパスとしての道を示していきたいと考えています。
ーBREXAグループとの親和性や、参画によるメリットについてはいかがでしょうか?
BREXAグループのタグラインに「可能性を、その先へ」という言葉がありますが、これは当社が今まで20年以上続けてきたことと一致しています。「経験がないとITエンジニアにはなれない」という見えない境界を取り払ってきました。
また、同じ人材ビジネスだからこそのメリットが多くあります。ここでは、3つに絞ってお話をします。
1つ目は、拠点拡大のスピードアップです。例えば、当社は今まで首都圏のお客様が中心でしたが、大阪への進出も検討しています。
この進出も、単独で行うと多大なコストがかかりますが、5月にできるBREXAグループの新しい統合オフィスに入ることで、スピーディーかつ低コストで実現できます。
2つ目は、キャリアパスの多様化です。BREXAは12万6千人の社員を抱え、取引先は1万6千社、売上は8,000億円に上り、国内では第3位、世界では9位の巨大グループです(2025年発表数値)。
その中で、「BREXA SHIFT」という成長実現プラットフォームを通じた人材交流により、エンジニアのキャリアの可能性が大きく広がります。例えば、グループ会社から当社に転籍し、研修を受けてよりハイパフォーマーとして活躍していただくといったことも現在進行中です。グループの垣根を越えた人材交流が活発化することで、「会社」という境界に縛られない多様なキャリア形成が現実のものとなります。
3つ目は、ブランディングの向上です。グループ全体でTVCMやYouTube広告、D.LEAGUE(ダンスリーグ)参入などを通じて、これから社会的な認知度が飛躍的に高まっていきます。それは、当社のビジネスをより加速させる武器になると考えています。
これら3つの進化を真に価値あるものにするために欠かせないのが、「境界なき、連携。」というバリューです。
グループが大きくなればなるほど、組織の壁や就業場所の違いといった「境界」は自ずと生まれてしまいます。しかし、ただ仕組みが整うのを待つのではなく、自分から境界を越えてコミュニケーションを取り、協力体制を敷いていく。その能動的な「連携」があって初めて、グループの巨大なアセットを最大限に活用し、スピーディーな成長を実現できると考えています。

変わらないエンジニアファーストの姿勢と、これから入社する方への期待
ー様々な変化がありながらも、変わらない「当社らしさ」は何でしょうか?
「エンジニアを大事にする」という姿勢、つまり「エンジニアファースト」です。エンジニアが生き生きとやりがいを持って働き、キャリアを作っていくことが、お客様の成長、そして会社の成長につながり、さらに世の中から必要とされる企業になっていけると思っています。この価値向上のサイクルを回し続けるための環境作りは、今後も変わらず最優先で取り組んでいきます。
また、その環境を支える内勤(社内スタッフ)組織の在り方も私たちの誇れる文化です。エンジニアのキャリアを一人の担当任せにするのではなく、営業・育成・サポートが三位一体となり、議論しながら進めています。この正解のない問いに真摯に向き合い続ける姿勢こそが、我々の根幹であり、カルチャーです。
ー最後に、これから入社を考えている皆さんに期待することや、当社で働くことの魅力を教えてください。
当社はBREXAという大企業のグループに入りましたが、エンジニア以外の内勤組織としてはまだ120名ほどの規模です。グループの基盤を持ちながらも、組織としてはまだまだ自分たちで創り上げていかなければならないフェーズにあり、非常に面白いタイミングだと思います。
私たちの仕事の醍醐味は、エンジニアの人生やキャリアに深く伴走できることです。だからこそ、新卒社員であってもお客様の真の課題をヒアリングし、3ヶ月の研修を終えたばかりのエンジニアを、大手企業のECサイト開発や、医療分野での研究開発、自動運転プロジェクトといった社会的意義のある業務に提案することができます。新卒入社であったとしても、人の人生を変え、お客様のビジネスを動かす大きな影響力を持つことができます。
その懸け橋となる私たちの仕事は、責任も大きいですが、それ以上に「人の可能性を形にする」喜びがあります。
ITやAIがどれだけ進化しても、最後に未来を動かすのは人の熱意です。自分の介在価値で誰かの人生を変えたい、社会を動かしたい。そんな志を持つ方は、ぜひ私たちと一緒に、新しい「BREXA SOLVIA」の未来を創っていきましょう。
※所属・役職は取材時点(2026年5月)のものです。

