技術者派遣を活用するメリット・デメリットは?派遣会社の選び方まで詳しく解説

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社内にエンジニア人材が必要となり、技術者派遣を活用しようと考えている企業は多いでしょう。技術派遣者は正社員雇用とは異なる点が多数あるため、事前に特徴を理解しておくことが大切です。

「技術者派遣のメリット・デメリットは?」「派遣会社はどのように選べばいい?」と、疑問に感じる人も多いかもしれません。

そこで今回の記事では、技術者派遣を活用するメリット・デメリットを解説します。また、派遣会社の選び方まで詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

技術者派遣とは

技術者派遣とは、派遣会社が登録スタッフや自社の常用社員を、技術者を求める企業へ派遣することを指します。エンジニア派遣と呼ばれることもあります。主に、案件ごとやプロジェクトごとに人材が派遣され、定められた期間内で派遣契約を結ぶ形態です(システムエンジニアリングサービス=通称SES=準委任契約とは違います)。

技術者派遣に限らず人材派遣には、常用型と登録型の2種類があります。常用型は「無期雇用派遣」、登録型は「有期雇用派遣」と呼ばれることもあります。

常用型派遣

常用型派遣とは、派遣会社と無期限の雇用契約を結んでいるエンジニア社員が派遣される契約形態です。雇用契約を結んでいるエンジニア社員は、派遣会社に直接雇用されています。そのため、契約が終了していても派遣会社との雇用契約は持続され、給料が支払われます。

常用型派遣は期間に定めがなく、3年を超えても同じ派遣先の会社・部署で働くことが可能です。

登録型派遣

登録型派遣とは、派遣会社に登録したスタッフを派遣する契約形態です。派遣会社は、既に登録しているスタッフの中から条件に合った人材を選び、企業に派遣します。派遣会社は、派遣する企業との間で派遣契約を結び、派遣会社とスタッフは、派遣先が決まっている間だけ雇用契約を行います。

派遣期間は、3カ月や6カ月ごとの有期契約であるため、継続して雇用したい場合は、契約を更新していきます。ただし、登録型派遣は派遣期間に定めがあり、3年を超えて同じ会社・部署で雇用することはできません。

技術者派遣を活用するメリット

技術者派遣は企業にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットとして、以下の4つがあります。

  • 即戦力となる人材を確保できる
  • 社員よりも採用費がかからない
  • 業務効率の向上が見込める
  • 優れた人材の雇用につながる

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

即戦力となる人材を確保できる

技術者派遣を活用する1つ目のメリットは、即戦力となる人材を確保できることです。企業は自社に必要な技術を持った人材を確保しやすく、現場での教育を省くことができます。

例えば、アプリ開発事業を新たに始めるといった場合でも、技術者派遣であれば必要な技術・経験を持った人材を確保しやすいでしょう。IT業界は状況が変わりやすいため、場面によって求められる技術者も異なります。技術者派遣を活用することで、効率的に即戦力となる人材を確保できるのは、大きなメリットといえます。

正社員よりも採用費がかからない

技術者派遣を活用する2つ目のメリットは、正社員よりも採用費がかからないことです。技術者派遣を利用するときには、求人広告への掲載費用、採用担当者の人件費、業務経理費、新人社員研修費などがかかりません。

派遣会社は、既に専門技術と実務経験のある技術者を派遣するため、正社員を採用するときのような面接や研修にかかる手間も削減できます。そのため、企業は採用費を削減でき、人事部門や研修担当者にかかるリソースを、本来の業務に充てることもできるでしょう。

業務効率の向上が見込める

技術者派遣を活用する3つ目のメリットは、業務効率の向上が見込まれることです。派遣技術者は専門的なスキルや経験を持っているため、即戦力として業務を任せることができます。プロジェクトの進行がスムーズに進みやすくなるだけでなく、豊富な経験がある技術者であれば、納期の遅れや予想外の事態が起きた時に対応してくれるでしょう。

また、派遣技術者がいることで正社員は指示する立場に専念でき、業務量を軽減できます。社内の他のメンバーも自身の専門領域に集中でき、全体の作業効率向上が期待できるでしょう。

優れた人材の雇用につながる

技術者派遣を活用する4つ目のメリットは、優れた人材の雇用につながることです。正社員として技術者を雇用する場合、採用面接などでは気付かないミスマッチが起こる恐れがあります。

しかし、紹介予定派遣(派遣先の企業に直接雇用されることを前提として派遣される契約)であれば、最初は正社員として雇用しなくとも、派遣技術者の能力や人間性を把握した上で、、派遣社員を正社員として迎え入れることが可能です。

ただし、すべての派遣会社が紹介予定派遣を行っているわけではありません。紹介予定派遣を実施しているかどうかは、派遣元に確認しましょう。

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技術者派遣を活用するデメリット

技術者派遣はメリットがある一方、デメリットも存在します。具体的なデメリットとして、以下の4つがあります。

  • 契約期間に制限がある
  • 契約内容により業務が限定的になる
  • 人材のミスマッチが起こる可能性がある
  • 自社に技術・能力が蓄積しにくい

それぞれについて、詳しく解説していきます。

契約期間に制限がある

技術者派遣を活用する1つ目のデメリットは、契約期間に制限があることです。基本的に派遣期間は労働者派遣法改正により、3年と定められています。つまり、同一人物が同じ会社・部署で3年以上働くことができません。

ただし、例外として「常用型派遣(無期雇用派遣)」を利用する場合は、上記のルールが適用外になります。自社の状況にあわせて、派遣方法やスタッフを選択しましょう。

契約内容により業務が限定的になる

技術者派遣を活用する2つ目のデメリットは、契約内容により業務が限定的になることです。企業は派遣会社との間で労働者派遣契約者を結ぶ際に、業務内容を記載する必要があります。

一般的には、技術者を採用する際に契約書を結んだ場合、記載した内容以外の業務を頼むことはできません。そのため、契約内容によっては技術者へ依頼できる業務が制限される可能性があります。

人材のミスマッチが起こる可能性がある

技術者派遣を活用する3つ目のデメリットは、人材のミスマッチが起こる可能性があることです。派遣会社が企業に合った人材を紹介できないケースがあります。

企業が豊富な経験を持った技術者を求めていたとしても、派遣会社から紹介された人材の経験が不足し、想定よりも業務を円滑に進められない恐れがあります。また、求めているスキルとは異なる技術者が派遣される可能性もあるでしょう。

そのため、自社の求める要望を事前にまとめて、派遣会社と募集要項をすり合わせを行うことが重要です。そのうえで、適切な人材をマッチングしてくれる派遣会社を選びましょう。

自社に技術・能力が蓄積しにくい

技術者派遣を活用する4つ目のデメリットは、自社に技術・能力が蓄積しにくいことです。契約期間が決まっている技術者派遣の場合、派遣期間終了後は企業に技術などが残らないケースも考えられます。

優秀な技術者が退職した場合、同じレベルの人材がいなければ、業務に支障をきたすといったこともあるかもしれません。対策として、業務指示の中にドキュメント作成を入れておくことをおすすめします。技術者が行った内容を記録として残すことで、社内にノウハウを残すことも可能です。

技術者の派遣会社を選ぶポイント

人材を確保する際には、複数の派遣会社の中から自社に合った派遣会社を選ぶ必要があります。技術者の派遣会社を選ぶポイントとして、以下の4つがあります。

  • 実績はあるか
  • 教育を行っているか
  • 資格保有者は登録しているか
  • 業種や業界について理解しているか

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

実績はあるか

技術者の派遣会社を選ぶ1つ目のポイントは、実績があるかどうかです。実績を確認するためには、公式ホームページを確認しましょう。多くの場合、派遣可能な地域、サポート内容、技術者の派遣先としている主な業種などが公開されています。

また、これまで派遣業を展開してきた期間や、いくつの企業に技術者を派遣してきたのかも確かめておきましょう。自社の業種に技術者を派遣した実績があるかを確認しておくことが大切です。

教育を行っているか

技術者の派遣会社を選ぶ2つ目のポイントは教育を行っているかどうかです。技術者への教育に力を入れている派遣会社を選ぶことで、業務を効率的に進められます。また、技術者の教育にかかるコストを削減できるでしょう。

特定のスキルがなくてもできる仕事を依頼する目的で、技術者派遣を利用したいケースもあるでしょう。その場合では、コストを抑える意味で、初心者の技術者を採用するのも一つの方法です。教育も行っている派遣会社であれば、経験が少ない技術者のサポートや指導を任せることもできます。

資格保有者は登録しているか

技術者の派遣会社を選ぶ3つ目のポイントは、資格保有者が登録しているかどうかです。資格を保有している技術者は、豊富な知識や高い技術力を持っている可能性が高いといえます。即戦力の人材を求める企業は、登録技術者の中に資格を持つ者がどれだけいるかをチェックしましょう。

派遣会社に所属している技術者の中でも、スキルや知識のレベルに違いがあります。多数の技術者がいるとはいえ、経験が少ない人や初心者を紹介されると、指導に時間が必要となり、むしろ効率が悪くなることも考えられます。

一方、多くの資格を持つ技術者を擁している派遣会社を選べば、ある程度の技術を備えた人材が派遣される可能性が高いといえます。高い技術力を持った技術者の派遣を望む場合は、資格保有者が登録している派遣会社がおすすめです。

業種や業界について理解しているか

技術者の派遣会社を選ぶ4つ目のポイントは、業種や業界について理解しているかどうかです。派遣会社の営業担当者が業界や業種にどれだけ詳しいかで、企業に適切な技術者が派遣される可能性が高まります。

そのため、多岐にわたる業界・業種に対応している派遣会社よりも、自社の分野に詳しい派遣会社を選ぶことをおすすめします。自社の分野に特化した派遣会社があれば、なお良いでしょう。

まとめ

人材不足といわれるIT市場の中で、技術者を確保するには技術者派遣を活用するのも1つの方法です。技術者派遣は、即戦力の人材や要望にあった技術を持つ技術者を確保できるというのが大きなメリットです。一方で、派遣会社と募集要項のすり合わせをしっかりと行わないと、人材のミスマッチを起こす可能性があるというデメリットも見逃せません。

技術者の派遣を依頼するときには、派遣会社選びも大切なポイントです。人材の育成や支援の有無など、派遣会社に関する情報を収集し、自社にあった派遣会社を選ぶことをおすすめします。派遣会社に依頼する派遣会社選びで迷ったら、ラクスパートナーズに相談してみませんか。

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