こんにちは!
ラクスパートナーズの採用担当です。
エンジニア転職を目指す方にとって避けて通れないのが「面接」。
特に未経験から挑戦する場合、「どんな質問をされるのか」「どう答えればよいのか」と不安に思う方は少なくありません。
そこで今回ご紹介するのが、『未経験からのエンジニア転職面接で必ず聞かれる質問7選』をテーマに、ラクスパートナーズの採用担当が実際の面接を想定しながら、注意点や回答のポイントを解説します。
これが正解というものはありませんが、短時間で効果的に自己PRできるようになるための準備に役立てていただければ幸いです。
本記事は、未経験エンジニア応援チャンネル『未経験からのエンジニア転職面接で必ず聞かれる質問7選』の内容に基づき、未経験からエンジニアにチャレンジしたいと考えている方に役立つ情報を、解説形式でまとめています。
お話してくれる人

永島さん
前職でエンジニア職やビジネス職の採用経験後、現在はラクスパートナーズのエンジニア全職種の採用担当として活躍中。
目次
面接でよく聞かれる7つの質問とアドバイス
自己紹介
面接で最初に聞かれることが非常に多いのが「自己紹介」です。ここで第一印象が決まると言っても過言ではありません。採用担当者は、自己紹介からコミュニケーション能力、話の構成力、そして人柄を判断しようとしています。
自己紹介の最大のポイントは、1分程度にまとめることです。これは、限られた面接時間の中で効率的に情報を伝え、次の質問へスムーズに移行するためのものです。長々と話すと、要点が不明瞭になり、相手に負担をかける可能性があります。
内容としては、転職理由や志望動機に深く触れず、「これまでの経歴」と「現在の業務概要」を簡潔かつ具体的に伝えましょう。例えば、「〇年間△△業界で□□の業務に従事し、現在は××のプロジェクトを担当しています」のように、事実を端的に述べることが重要です。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その①
自己紹介の中に、後から採用担当者に質問してほしいポイントをさりげなく散りばめておくのが効果的です。これにより、面接が一方的な質問応答ではなく、双方向のコミュニケーションの場となり、魅力をより深く伝えることができます。
現職の業務内容・工夫したこと
面接において、現職の業務内容に関する質問はほぼ確実に聞かれます。単に日々の業務内容を話すだけでは、面接官に仕事に対する姿勢や能力を十分に伝えることはできません。重要なのは、与えられた業務をこなすだけでなく、自分なりに工夫した点や、直面した課題をどのように解決したかを具体的に語ることです。
例えば、「採用管理システムを導入して200時間の工数削減を実現した」といった具体的な成果を伴うエピソードは、課題解決能力や業務改善への意欲を強くアピールできます。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その②
工夫の背景(課題) → 自分の取り組み → 成果 という流れで話すことで、単なる業務説明に留まらず、主体性、問題解決能力、そして仕事に対する熱意が面接官に深く伝わるでしょう。具体的なエピソードを準備し、自身の言葉で語れるようにしておくことをおすすめします。
転職理由
多くの人が転職を考えるきっかけは、「残業が多かった」「給与に不満があった」「人間関係がうまくいかなかった」「やりたいことができなかった」といったネガティブな理由であることがほとんどです。しかし、面接の場でこれらのネガティブな理由をそのまま伝えることは、採用担当者に良い印象を与えるとは限りません。
そのため、転職理由を伝える際には、ネガティブな側面をポジティブな言葉に変換し、前向きな姿勢と成長意欲をアピールすることが重要です。単に「前職のここが嫌だった」と述べるのではなく、「前職で経験したことを踏まえ、今後はこのようにキャリアを築んでいきたい」という具体的な展望を示すことが求められます。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その③
採用担当者は、転職理由が単なる不満の解消だけでなく、「自分のキャリアをどう築きたいか」という明確なビジョンに結びついているかを重視します。自身のこれまでの経験やスキルをどのように活かし、新しい職場でどのように貢献したいのか、そしてそれが将来のキャリアパスにどう繋がるのかを具体的に語ることで、意欲と将来性をアピールできるはずです。
転職の軸(会社選びの基準)
「会社を選ぶ際に大切にしていることは何か」という質問を通して、価値観の明確さ、そして応募先の企業に対する理解度を測ります。単に「成長できる環境」といった漠然とした回答ではなく、なぜその会社を選ぶのか、具体的にどのような点で自分の価値観と合致しているのかを明確に伝えることが重要です。
よくある回答例として、以下のようなものがあります。
- エンジニアとして成長できる環境があること
「成長したい」だけでは抽象的です。どんな力をどの水準まで伸ばしたいのか、その先に描くキャリア像、そして過去の強みと結びつけてどう実現していくのかまで語れると伝わりやすくなります。
例えば、「最新技術を用いた開発に携わり、特定分野のスキルを深めたい」「大規模プロジェクトを通じてマネジメント力を磨きたい」といった、具体的な目標を伝えることが有効です。未経験で細部まで言い切るのは難しいことは面接官も理解していますが、未経験からエンジニアを目指すのは容易ではありません。自分がどのように成長していきたいのかを一度深く考え、言語化しておくことをおすすめします。
- 研修制度や学習支援が充実していること
「研修制度が充実しているから」というだけでなく、具体的にどのような研修制度に魅力を感じるのか、またその制度が自身のキャリアプランにどのように役立つと考えているのかを説明しましょう。
例えば、「資格取得支援制度が充実しているため、〇〇に関しての専門性を高めたい」「社内で技術的な部分の共有がある文化だと伺っており、技術者同士の知識共有から多くの学びを得たい」といった内容を盛り込むことで、企業への理解度と自身の学習意欲を示すことができます。
- 技術者同士の交流が活発であること
「交流が活発だと良い」というだけでなく、なぜ技術者同士の交流を重視するのか、その交流を通じて何を期待するのかを説明しましょう。
例えば、「異なるバックグラウンドを持つエンジニアとの交流を通じて、多様な視点や知見を得たい」「チーム開発におけるスムーズなコミュニケーションを重視しており、活発な交流がその実現に繋がると考えている」といった、自身の仕事への向き合い方と企業文化への期待をリンクさせて伝えることが効果的です。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その④
「どの会社でも当てはまる」ような抽象的な回答は、本気度や企業への理解度が低いと判断されてしまう可能性があります。企業研究を徹底し、また他の会社も調べることで、その企業が持つ独自の魅力や特徴の理解が深まります。自身の「転職の軸」と具体的にどうリンクするのかを明確に伝えましょう。
なぜエンジニアになりたいのか
ここでは、単に「エンジニアになりたい」という結論だけでなく、その根底にある「思い」を具体的に伝えることが何よりも大切です。エンジニアになりたいという熱意や、そのきっかけとなった具体的な経験を共有することで、採用担当者は志望動機を深く理解し、共感を得ることができます。
例えば、「営業経験の中で、顧客の抱えるIT関連の課題を目の当たりにし、技術的な解決策を提供することの重要性を痛感しました。自身も手を動かし、お客様のビジネスに直接貢献できる技術者になりたいと強く思うようになりました」といった自分にしか話すことが出来ないエピソードを交えることで、説得力が増し、より強い印象を与えることができます。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その⑤
どのようなIT技術に興味があるのか、なぜその技術を習得したいのか、そしてエンジニアとしてどのようなキャリアパスを描いているのかといった、より詳細な展望を語ることで、エンジニアになりたい意欲や将来へのコミットメントを示すことができます。あなたの「思い」を熱く語り、面接官を惹きつけてください。
エンジニアになるために勉強していること
未経験からエンジニアを目指す場合、企業は「学習への姿勢」を重視します。あくまで取り組みの姿勢を見る形になりますので、必ずしも高度な専門知識を求めているわけではありません。例えば、Linuxの基礎学習やネットワークの入門など希望の職種に沿った学習を積極的に学んでいることを伝えると好印象です。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その⑥
学習を通じて、自ら課題を見つけて解決する意欲や、新しい技術を吸収しようとする前向きな姿勢をアピールできます。また、学習の過程で得た知識や経験を具体的に伝えることで、採用担当者はあなたのエンジニアになりたいという気持ちを理解してくれます。
どのようなエンジニアになりたいか
面接の最後に、あなたの「将来像」について質問されます。これは、どのようなエンジニアを目指しているのか、具体的なビジョンを持っているかを確認するための重要な問いです。単に「頑張ります」といった抽象的な回答ではなく、自身のキャリアに対する明確な意欲と方向性を示すことが求められます。
エンジニア採用担当からのアドバイス:その⑦
この質問は、エンジニアの業務内容やキャリアをイメージできているか、その方向性が当社の環境とマッチしているかを見るためのものです。自身の将来像を具体的に語ることで、面接官にポテンシャルと成長性を強くアピールできます。
エンジニア採用担当者が伝えたいこと
面接は、単なる質疑応答の場ではありません。企業と応募者、双方がお互いを理解し、未来の可能性を探る重要な機会です。特にエンジニア採用においては、技術力はもちろんのこと、論理的思考力、問題解決能力、そして何よりも「あなたらしさ」が重視されます。
インターネット上には、面接対策の「模範解答」や「テンプレート」が溢れています。しかし、それらを丸暗記して臨む面接では、あなたの真の魅力は伝わりません。面接官は、数多くの応募者と接しています。テンプレート回答はすぐに見抜かれ、あなたの個性や熱意は埋もれてしまいます。
そのため面接で最も大切なのは、「自分の言葉で語る」ことです。これまでの経験、学び、そして将来の目標について、あなた自身の言葉で、あなたの感情を込めて話してください。例えば、成功体験を語る際には、具体的なエピソードを交え、その中であなたがどのように考え、行動し、何を学んだのかを具体的に伝えます。失敗談であっても、そこから何を学び、次にどう活かしたのかを語ることで、あなたの成長意欲や課題解決能力を示すことができます。
「自分の言葉で語る」ためには、事前の準備が不可欠です。特に今回紹介した7つの質問は、どの企業の面接でも高い確率で聞かれるものです。これらの質問に対して、事前に自分の考えを整理し、具体的なエピソードを準備しておくことで、本番で自信を持って話すことができます。
まとめ
- 面接はテンプレート回答では通用しない
- 自分の言葉で語ることが最も大切
- 相手に伝えるための準備が自信につながる
- 面接はテンプレート回答では通用しない
- 自分の言葉で語ることが最も大切
- 相手に伝えるための準備が自信につながる
面接は、あなたの熱意と能力を存分にアピールできる場です。
自信を持って、あなたらしい言葉で語り、素晴らしい未来を掴み取ってください。
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