仕事を知る

2025年11月28日

未経験からITエンジニアを目指すのはきつい?理由と向いている人の共通点

ITエンジニアは将来性が高く、多くの人が未経験から目指しています。

しかし、高い専門性が求められることもあり「未経験からITエンジニアになるのはきつい」といわれるのも事実です。

そのため、自分が働けるのか不安に感じていませんか?

本記事では、未経験からITエンジニアになるのがきついといわれる理由、きついと感じやすい人の特徴、未経験からITエンジニアとして働く方法を紹介します。

きついと言われる理由を把握すれば事前に準備を始められるので、ぜひ参考にしてください。

未経験からITエンジニアを目指すのが「きつい」と言われる理由

「未経験からITエンジニアを目指すのはきつい」と言われるのは、主に以下3つの理由があります。

・覚えることが多い
・勉強し続けなければ活躍できない
・プレッシャーが大きい

以下、それぞれの詳細を解説していきます。

覚えることが多い

未経験からITエンジニアを目指す際、最初にきついと感じるのが覚えることが多い点です。

ITエンジニアは業務の幅が広く、専門用語やプログラミングを理解していないと、仕事を効率的に進められません。
また、PCや周辺機器の使い方にも慣れる必要があります。

どの仕事もはじめは覚えることが多く大変ですが、ITエンジニアは特に覚えることが多い点は、事前に理解しておきましょう。

勉強し続けなければ活躍できない

やっとの思いで基礎知識やスキルを習得しても、ITエンジニアは継続的に勉強が必要です。

IT業界は常に新しい知識や情報がアップデートされるので、それについていけないと、できる仕事がどんどん減っていきます。

例えば、スマートフォンが誕生して以降、ガラケーの使い方を知っていても役立つシーンはほとんどなくなりました。スマートフォンの使い方を覚えないと、現代の便利なサービスは使えません。

・業務時間外も勉強が必要
・勉強しても、すぐ実務に活かせるとは限らない

このような背景から勉強に終わりがなく「ITエンジニアはきつい」と感じる人も多いのです。

プレッシャーが大きい

ITエンジニアの仕事は納期が発生するため、プレッシャーが大きい点もきついです。
しかも、タイトなスケジュールを設定されることも珍しくありません。

それでも納期を守れるよう、自身のスケジュール管理やプロジェクトのマネジメントが求められます。

また、納期を厳守したいクライアントと高品質なサービスを作りたいプログラマーの間に立つ役割なので、人間関係が板挟みになることもあります。

このタイトな納期と複雑な人間関係を、ストレスに感じる人も多いでしょう。

ITエンジニアを特に「きつい」と感じやすい人の特徴

ITエンジニアはきついと感じる人がいる一方で、やりがいを持って働く人も多くいます。その違いはどこにあるのでしょうか?

以下に、ITエンジニアの仕事を特に「きつい」と感じやすい人の特徴を5つまとめました。

・IT業界への興味関心が低い人
・チームプレーが苦手な人
・自分から行動できない人
・プレッシャーに弱い人
・目的がはっきりしていない人

未経験からITエンジニアを目指す際は、あなたがこれら5つの特徴に該当しないかをチェックしておきましょう。

IT業界への興味関心が低い人

当然かもしれませんが、IT業界への興味関心が低い人はきついと感じやすいです。

どの業界においても、その分野に興味がないと楽しく働くのは難しいですが、ITエンジニアは特に最新の知識やスキルを勉強しなければなりません。

最先端のテクノロジーに興味がない人は、なおさら「きつい」と感じるでしょう。

あなたは、最先端のテクノロジーに興味がありますか?
例えば、新しいスマホが発表された時に「どんな機能がついたのだろう?」と興味を持てる人は、ITエンジニアに向いている可能性が高いです。

チームプレーが苦手な人

チームプレーが苦手な人も、ITエンジニアの仕事はきついと感じます。

よくITエンジニアは「1人でコツコツ作業するイメージ」を持たれますが、実際はメンバー間が連携してプロジェクトを進めることが多いです。

未経験からITエンジニアになったばかりの人は、このチームで動く機会の多さにギャップを感じる人も一定数います。

自分から行動できない人

ITエンジニアは業務の幅が広く、単純作業やルーティンワークはほとんどありません。
そのため、自分から行動できない人も「きつい」と感じやすいです。

一緒に働いている人たちも忙しいため、分からないことがあってもまずは自分で調べ、そのうえで質問するのがマナーです。

「決まった仕事をこなすだけではない」ことを、よく理解しておきましょう。

プレッシャーに弱い人

プレッシャーに弱い人も、ITエンジニアをきついと感じやすいです。

・納期に追われる
・突然、予定が変更になる
など、基本的にプレッシャーの大きい労働環境だからです。

しかし、IT業界の離職率は10%ほどで、他の業種と比べて高いともいえません。
早期に離職してしまう人は、どの業界にも存在します。

目的がはっきりしていない人

「将来性があるから」という理由だけでITエンジニアになった人も、働いてからきついと感じて挫折しやすいです。

たしかに、ITエンジニアは将来性もあって惹かれやすいですが、相応の努力も求められます。

一方、キャリアプランが明確な人は「きつい」と感じてもブレることがなく、モチベーションを維持しやすいです。

これはどの仕事においてもいえるでしょう。

ITエンジニアがきついと感じても乗り越えられる・向いている人の特徴

ITエンジニアの仕事には確かに大変な側面がありますが、
厳しい局面でも前向きに取り組み、未経験から活躍している人には、次のような共通点があります。

一つずつ見ていきましょう。

自主性がある人

新しい技術の習得や問題解決など、自分から課題を見つけて取り組む姿勢が大切す。

誰かの指示を待つのではなく、自分で何をすべきかを考え行動できる人は、きついと感じることがあっても着実に前に進めるでしょう。

学習習慣が身についている人

技術進化が速い業界だからこそ、新しい知識を楽しみながら学び続けられる人は、未経験でも急速に成長できます。

苦行ではなく日常の習慣として無理なく学習を継続できれば、変化の激しい環境にも柔軟に対応していけるはずです。

モノづくりに興味がある人

地道な学習やエラー解決の苦労も、「自分の書いたコードが動いた」「形になった」といった喜びがあれば、パズルのように楽しんで乗り越えられます。

モノを作り上げる達成感は、厳しい局面でもモチベーションを維持しやすくなります。

未経験からはきついが、それでもITエンジニアをおすすめする理由

ここまでITエンジニアのきつい面を解説してきましたが、一方でITエンジニアは多くの人におすすめできます。
その理由は以下の3つです。

・将来性が大きい
・平均年収が高い
・幅広いビジネススキルが身につく

以下、それぞれの詳細を解説していきます。

将来性が大きい

ITエンジニアは非常に将来性のある仕事です。

経済産業省が公開している「IT人材需給に関する調査」によると、2030年にはITエンジニアが約79万人不足すると予測されています。

今後もIT技術は多くの業界で必要とされ、ますますITエンジニアが活躍する場は広がることでしょう。

参考「経済産業省:IT人材需給に関する調査(2019年3月)

平均年収が高い

平均年収が高いことも、ITエンジニアをおすすめできる理由です。

厚生労働省の「 職業情報提供サイト(job tag)」によると、システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収は約574.1万円という結果でした。

現在の日本の平均年収と比べても高い年収を稼ぎやすい仕事といえるでしょう。

参考「厚生労働省: 職業情報提供サイト(job tag)

幅広いビジネススキルが身につく

ITエンジニアとして働くと、幅広いビジネススキルが身につきます。

・突発的なトラブル対応力
・論理的思考
・さまざまな業界知識

これらの知識・スキルは汎用性が高く、他の業種・職種に転職しても活かせます。

また、ITエンジニアとして活躍できるスキルがあれば、キャリアプランに合わせて独立も可能です。

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未経験からITエンジニアを目指す方法

未経験からITエンジニアを目指すなら、事前準備は欠かせません。

ここでは、ITエンジニアとして活躍するために、やっておくといいことをお伝えします。
具体的な方法は以下の3つです。

・プログラミングの基礎知識を習得する
・実務に役立つ資格を取得する
・未経験から実務経験の積める企業に就職する

以下、それぞれの詳細を解説していきます。

プログラミングの基礎知識を習得する

ITエンジニアとしての基礎スキルは「プログラミング」です。

そこで、まずはプログラミングの基礎知識を習得しましょう。主に以下2つの方法があります。

・独学(プログラミングに関する書籍やオンライン教材など)
・プログラミングスクール

参考までに、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

独学(プログラミングに関する書籍やオンライン教材など)

メリット
・好きな時間に学習できる
・費用が安い

デメリット
・分からない部分を解消しづらい
・実務でどう使うのかイメージしにくい

プログラミングスクール

メリット
・分からないことを講師に質問できる
・スキル習得までのスピードが速い

デメリット
・費用が高い

実務に役立つ資格を取得する

資格を取得すると、スキルレベルの証明になるだけでなく、採用担当者に意欲や努力をアピールする材料になります。
中でも未経験者へのおすすめは以下2つの資格です。

・ITパスポート
・基本情報技術者試験

ITパスポート

ITパスポートは、経済産業省が認定する「ITに関する基礎知識」が証明できる国家試験です。

・AI
・ビッグデータ
・IoT
・経営戦略
・マーケティング
・財務
・法務
・セキリュティ
・ネットワーク

ITパスポートでは、これらの基礎知識を全般的に学べます。

ただし、あくまでも初心者向けの試験なので、ITパスポート自体が実務に活かせるものではありません。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎知識を体系的に学べる国家試験です。

システムの設計・開発・運用などの技術から経営戦略まで、出題範囲は多岐に渡り、先ほどのITパスポートよりも実践的な内容を含んでいます。

基本情報技術者試験に合格することで基礎が身につくので、実務を覚えるのもスムーズです。

未経験から実務経験の積める企業に就職する

未経験からITエンジニアを目指すなら、必要な基礎学習を終えた段階で、実務経験を積める企業に就職を目指しましょう。

ITエンジニアは人材不足のため、将来性やポテンシャルを重視して採用する企業が多いです。
そのため、基礎知識やスキルを身に着ければ、未経験でも採用される可能性は十分あるでしょう。

まとめ

本記事では、未経験からITエンジニアを目指したい人に向けて、以下の内容を紹介しました。

・ITエンジニアがきついといわれる理由
・きついと感じやすい人の特徴と、乗り越えられる人の特徴
・未経験からITエンジニアとして働く具体的な方法

結論「きつい」といわれる理由を知り、事前にできる準備を進めることで、未経験からでもITエンジニアとして働けます。

弊社ラクスパートナーズでは、3か月の実践型研修を受けていただくことで基礎が身につき、ITエンジニアとしてのスタートをスムーズに切れます。

「未経験からITエンジニアを目指したいけど不安…」という方は、ぜひ私たちラクスパートナーズの会社説明会にご参加ください。

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