エンジニアを探す方法と採用時のステップを解説!フリーエンジニアの場合も紹介

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テクノロジーが急速に進化している現代において、適切なエンジニアを採用することは企業の競争力を高めるために不可欠です。しかし、エンジニアの採用に苦戦しているという企業も多いかもしれません。

エンジニア採用を成功させるためには、募集方法から契約締結までの具体的なステップや、コスト面での注意点などを知っておくべきです。

そこで本記事では、エンジニアを探す方法と採用時のステップを解説します。フリーランスのエンジニアの場合も視野に入れて紹介しますので、ぜひご覧ください。

エンジニアを探すのは難しい?現状を把握

まずは、エンジニア求人の現状を見ていきましょう。厚生労働省の令和5年度の一般職業紹介状況によると、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は約1.6倍と高い水準にあり、人材不足に陥っていることが分かります。

さらに、経済産業省の調査したデータによると、2030年までにIT分野での人手不足が増加すると予測されています。将来的にIT技術のニーズが拡大され、IT技術者の需要と供給のバランスが取れなくなり、最大で約79万人もの不足が出る見込みです。特に、今後需要が高まるとされているのが、IoTとビッグデータを担う人材です。このように、エンジニア人材の需要は高く、今後も不足が懸念されており、人材を獲得するのは難しい状況だということが分かります。

参考:一般職業紹介状況(令和5年5月分)|厚生労働省
出典:IT人材育成の状況等について|経済産業省

エンジニアを探す方法4選

エンジニアを探すスタンダードな方法としては、正社員や派遣社員の採用があります。ここでは、正社員・派遣社員のエンジニアを探す方法として、以下の4つを解説します。

  • 求人広告を出す
  • リファラル採用をする
  • ダイレクトリクルーティングをする
  • エンジニア派遣を活用する

求人広告を出す

エンジニア採用に限らず求人採用の古典的な手法として、求人広告があります。求人媒体に掲載料を支払い、広告を出す手法です。

求人媒体への広告出稿は、多くの応募者を集めやすいため、多数の候補者から選びたい場合に向く手法です。また、掲載費用が無料の媒体もありますが、多くは掲載料金がかかります。広告からの採用人数がゼロだったとしても、掲載料金が発生するのはデメリットとも捉えられます。また、多くの企業が利用しているため、他の企業の求人情報に埋もれやすいことも事実です。求人情報を目立たせるオプションの利用も可能ですが、追加料金がかかることを理解しておきましょう。

リファラル採用をする

リファラル採用は、社員にエンジニアの友人や知り合いを紹介してもらう手法です。基本的にはコストが発生せず、外部サービスも使いません。社員自身が紹介者となり、企業の価値観や目指す方向性にあった人材を見つけやすくなるのがメリットです。リファラル採用では、転職希望者だけでなく転職を意識しているものの転職活動はしていない「転職顕在層」へのアプローチも可能です。

また、リファラル採用で社員が入社したときには、すでに知っている人が社内にいるため、馴染みやすく働きやすい環境が早期に実現するのも魅力です。とはいえ、社員の協力が不可欠な手法であるため、企業文化の一部としてリファラル採用を根付かせる努力は欠かせません。また、短期間で多くの候補者を集めるのは難しいのが実情です。そのため、長期的な視野で取り組む価値がある採用手法と言えます。

ダイレクトリクルーティングをする

リファラル採用と同じように、転職を考えている層へのアプローチが可能なのが、ダイレクトリクルーティングです。総合的な採用プラットフォームから、SNS型の候補者データベース、エンジニア特化型の媒体まで、非常に多くの種類があります。どの採用プラットフォーム上で候補者を見つけるべきかを慎重に選ぶ必要がありますが、エンジニアを定期的に採用するには効果的な手法です。

しかし、ダイレクトリクルーティングでのスカウト作業は、スカウトメールを送る対象者の選定からメールの文面作成、面接や交渉などの手順を踏む必要があり、手間と時間がかかります。また、効率的に採用を進めるには、エンジニア部門と採用担当者が協力し、適切なスカウト文面の作成や履歴書の評価ができる知識を習得する必要があるでしょう。

エンジニア派遣を活用する

エンジニアの採用には、エンジニア派遣を活用する方法があります。エンジニア派遣では、変化するITスキルの需要に対応しながら、ピンポイントで求める技術を持つエンジニアを確保することが可能です。即戦力の人材を採用できるため、教育と採用にかかるコストの削減が見込めます。

しかし、派遣社員は正社員よりも帰属意識が低く、モチベーションの低下や職場への愛着が薄れる可能性があります。対策として、派遣社員と自社社員間での扱いの差をなくす取り組みなどを検討する必要があるでしょう。また、自社の正社員として採用しているスタッフを派遣するという仕組みを持つ常用型のITエンジニア派遣会社に依頼するのもおすすめです。

エンジニアを探すときの4つの採用ステップ

エンジニアを探すときには、どのように採用まで進めればよいのでしょうか。ここでは、最も一般的な手法として求人広告を出す場合の、以下の4つの採用ステップを解説します。

  1. 採用の現状を把握する
  2. 社内におけるエンジニアの役割を理解する
  3. 採用要件を明確にする
  4. 期間や人数など採用計画を立てる

1.採用の現状を把握する

まず、今の社内の採用の現状を把握することが大切です。これまでに使用した募集の採用プラットフォーム、応募件数、選考を進めて採用に成功したケースなどを確認します。仮に、掲載料が安い求人広告を出していても、応募や採用に結びついていなければ、戦略を見直す必要があります。

さらに、転職サイトにはそれぞれに強みがあるため、活用する媒体の見極めも重要です。エンジニア人材を採用したい場合は、エンジニア専門の採用媒体や、エンジニア採用を積極的に行っている求人媒体の利用を検討しましょう。

2.社内におけるエンジニアの役割を理解する

次に、社内のエンジニアにヒアリングして、社内におけるエンジニアの役割を理解していきます。例えば、プロジェクトの計画段階から関与するのか、他のセクションが策定した仕様に基づいて作業を進めるのか、または特定のシステム機能の開発を担当するのか、といった情報はエンジニアにとって重要です。

役割や組織体制をはっきりしておかないと、募集すべきポジションや採用したエンジニアへの依頼業務が曖昧になってしまいます。社内のエンジニアにヒアリングして、役割を明確にさせておきましょう。

3.採用要件を明確にする

採用後のエンジニアの役割や業務内容がはっきりしたところで、ターゲットとなる候補者の人物像を明確にしていきましょう。現在のチームにはどのような技能を持つエンジニアが存在し、それぞれがどのような役割を果たしているかを理解することで、開発チームに欠けている役割や技術が確認できます。

開発の組織構造を理解し、どの部分に補強が必要になるかを認識した上で、採用すべき人材の条件や、入社後に担当させたい仕事の範囲を具体化させていきます。

4.期間や人数など採用計画を立てる

採用要件が決まったら、どの期限までに何名採用するかを具体的に計画していきます。採用活動の最初のステップとして、求職者が目を留めて応募したくなるような求人広告を作成することが大切です。

エンジニアの求人広告を初めて作成する場合には、1〜2名の採用と少人数であっても、2ヶ月程度の準備期間がかかると見込んでおきましょう。急いで採用を進めてしまうと候補者の適性を正確に評価できず、人選ミスのリスクが高まります。特に決まった採用期限がない場合でも、半期ごとにどれだけ採用活動を進めておきたいかを検討しましょう。

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フリーランスのエンジニアを探す方法

エンジニアを探す方法としては、採用以外にもフリーランスのエンジニアに業務委託する方法もあります。フリーランスのエンジニアを探す方法には、以下の2つがあります。

  • クラウドソーシングサイトを活用する
  • フリーランスエンジニアエージェントを活用する

それぞれについて、詳しく解説します。

クラウドソーシングサイトを活用する

フリーランスのエンジニアを探すときには、クラウドソーシングサイトを活用する方法があります。クラウドソーシングは、仕事を求める人々と仕事を提供したい企業を結びつけるプラットフォームです。クラウドソーシングサイトは、低コストで業務を依頼しやすいため、開発コストの削減が見込めます。

ただし、登録しているエンジニアの技術レベルには幅があり、必ずしも高品質が得られるとは限りません。ロースキルのエンジニアも多く、満足のいくシステム開発ができない恐れもあります。そのため、大規模かつ高度なシステムを開発する場合は向きません。比較的シンプルなプロジェクトであれば、費用対効果の高い方法と言えるでしょう。

フリーランスエンジニアエージェントを活用する

フリーランスのエンジニアを探すには、エージェントを活用する方法があります。エンジニアに特化した人材紹介エージェントは、登録済みのフリーランスエンジニアの中から要件に適した候補を見つけてくれる仲介サービスです。

事業者がプロジェクトの詳細・期限・予算などをエージェント会社に共有することで、最適なフリーランスエンジニアを割り当ててもらうことができます。クラウドソーシングと比較すると、高度なスキルと豊富な経験を持つ優れたエンジニアとのマッチングが期待できる方法です。ただ、エージェント会社への紹介料が発生するので、全体的なコストは高く見積もっておく必要があります。

フリーランスのエンジニアを探すときの3つのステップ

フリーランスのエンジニアを探すときには、以下の3つのステップで進めます。

  1. 依頼内容と契約期間を明確にする
  2. 募集方法を決める
  3. フリーランスと契約を締結する

それぞれのステップについて、詳しくみていきましょう。

1.依頼内容と契約期間を明確にする

フリーランスのエンジニアを選ぶ前に、依頼する仕事の詳細や予算範囲、契約期間を具体化しましょう。プロジェクトの目的や条件が不明確だと、理想の候補者像が定まらない上に、フリーランスの力を十分に引き出せず、期待通りの成果が得られません。開発要件を明確にして、問題を解決するのに必要な特定のスキルセットを持つ人材を特定しましょう。

2.募集方法を決める

フリーランスのエンジニアに依頼する業務内容と契約期間が定まったら、募集方法を決めましょう。クラウドソーシングサイトやフリーランスエージェントを検討します。サービスごとに登録しているエンジニア人材の質やサポートの充実度、料金体系が異なります。

契約条件の交渉や発注作業の代行を行っているサービスもあるため、自社の状況にあわせて最適な方法を選ぶ必要があります。いくつかのマッチングサービスを比較し、自社にあったクラウドソーシングサイトやエージェント会社を選びましょう。

3.フリーランスと契約を締結する

依頼したいフリーランスエンジニアが見つかった場合は、業務委託契約を締結します。契約内容には、作業範囲・報酬・納期・保証期間などの詳細を明記することが重要です。具体的には、どのような業務を行うのか、その業務の達成基準は何か、契約期間はどれくらいか、そして報酬はどのように決定されるか、などを細かく定義していきます。

また、契約書には、守秘義務や知的財産権の取り扱いに関する条項も含めておくことをおすすめします。業務の進行中や契約終了後に生じうるトラブルを未然に防ぐためです。業務委託契約を締結することで、プロジェクトが円滑に進行し、双方が納得のいく形で業務が完了するための基盤を築くことができます。すべての重要事項を書面に記載し、企業側とフリーランスエンジニアの双方が納得した上で契約を結ぶことが大切です。

なお、業務委託契約は、更新する度に内容をよく見直すことをおすすめします。例えば、2023年10月からはインボイス制度の運用が始まります。制度の施行前と後で、企業とフリーランスがお互いに納得感のある取引条件かを見極める必要があるためです。場合によっては、取引先と事前に話し合う必要もあるでしょう。

まとめ

エンジニアの採用は、企業の競争力強化をするための重要なステップであり、適切な人材を見つけ出すために重要です。正社員や派遣社員のエンジニアを探すには、求人広告からの採用やリファラル採用、ダイレクトリクルーティング、エンジニア派遣の活用といった方法があります。また、フリーランスのエンジニアを探すには、クラウドソーシングやフリーランスエンジニアのエージェントを活用するのがおすすめです。有用な人材を採用するためには、可能性が少しでもある手法は試して、効果が出れば継続し、そうでなければ他の手法を試してみるという方法で進めてみましょう。

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