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2025年8月1日

未経験からインフラエンジニアへ転職|AWS構築チームを率いるリーダーの成長ストーリー

未経験からIT業界に飛び込み、どのようにスキルを磨き、チームから信頼される存在になったのか。現場での学びと心境の変化をtakumiさんに語っていただきました。

はじめてのリーダー業務──先輩を思い出しながら、自分なりのスタイルを見つけていく。

──現在はどんなプロジェクトに携わっていますか?

SIer企業様で、主にAWSの構築支援をしています。お客様からいただいた要望を反映した詳細設計書を基に環境構築をしていて、今はそれらのテストフェーズに進んでいます。AWSのサービスによってチームが分かれていますので、テストを行いながら別のチームの要望も聞き、ブラッシュアップをしていくという感じです。

僕のチームは4名体制で、少し人手も足りないので他チームからのサポートもいただきながら業務を進めています。

──リーダー業務は初めての経験だと思いますがいかがですか?

やっぱり不安はありましたね。これまでの現場では本当にありがたいことに、ラクスパートナーズ(以下RP)の先輩がどの現場にもいらっしゃって、すごくお世話になっていました。

今度は自分がその立場になるということですが、正直自信はなかったです(笑)ただ頑張りたいなという気持ちも同時にありました。

──どうやってその不安と向き合っていったんでしょうか?

過去の先輩方を思い返したりしていました。こういう時にこんな言葉をかけてくれたなとか、こういう風に寄り添ってくれて助かった、嬉しかったなみたいな経験を思い出して仕事に落とし込んでいきました。

──今その立場になってみて何か変化はありましたか?

やっぱり業務に対する姿勢や考え方みたいなところは変わりましたね。

今でも自分のことで精一杯なのは変わらないのですが、後輩から見た時にお手本になるような存在であるべきだとは思ってるので、コミュニケーションの取り方から、報告の仕方、立ち回りなど、何か1つでも参考になってくれれば嬉しいなと思いながら、行動しています。

インフラエンジニアを目指したきっかけは「東京で仕事がしたい」

――少し話を戻して、転職の時の心境をお伺いしても良いでしょうか?

そうですね。 最初のきっかけは…僕は生まれが関西方面なんですけど、「いつかは東京で仕事したい」みたいなわりと漠然とした動機でした(笑)

当時はハウスメーカーで住宅営業をしていたのですが、自分が成長できて、将来的にも市場で戦っていける仕事って何だろう ? と考えて探しているうちに、たまたま見つけたのがITエンジニアでした。当時は、「ITエンジニア」といった大きな枠で認識していて、調べていくうちに「インフラエンジニア」というポジションがあることを知りました。

でも技術を扱うなんて「絶対難しいだろうな」「理系の人じゃないとできないんじゃないか…?」とは思っていましたね。

ただ現代ではIT技術は自分たちの生活と切り離せないほど溶け込んでるので、自然とITには興味が向いていて、「このサービス便利!どういう仕組みなんだろう」みたいなことは考えるようになっていました。

そういった背景から、難しくても1度はITエンジニア職にチャレンジしてみようと決心しました。

――第一印象はハードルがありますよね。当時は未経験からチャレンジできるというのはご存知だったんですか?

そうですね。ITエンジニアの求人に、【未経験歓迎!】という文字がよく入っていたので知ってはいましたが、反面怪しさも感じていました(笑)

――怪しさ(笑)ちなみにどのあたりが怪しそうだなと思いましたか?

 なんというか…どの求人サイトを見ても、「未経験歓迎!」と記載があってキラキラした写真が多くて…

今時のおしゃれなオフィスでみんな頑張ってます!という雰囲気が本当なの?と感じていました。ITエンジニアは技術職ですし、簡単に未経験から目指せるものではないだろうなと思っていたので。

雰囲気の良さをアピールして目を引かせて、実態とは異なるのではないかと疑いの目では見ていましたね(笑)

――なるほど(笑)それでも一歩進めたのはなぜだったんですか?

そうですね。さらにちゃんと調べていくと、「未経験からこういったところまでできるようになりました!」という経験談なども見ていく中で、頑張れば自分でもできるのかなという気持ちにはなりました。

実際のところは行ってみないとわからないとも思いましたので、1回やってみようという気持ちでチャレンジしました。

――未経験からチャレンジできる企業はたくさんあったと思うのですが、その中でもラクスパートナーズを選んだ理由は何かあったのでしょうか?

数年前になるのでザックリとした記憶ですが、どこかに【エンジニアファースト】という言葉があったことを記憶しています。

働くエンジニアのことをとても大切にされてるメッセージが伝わったというか…そこが1番の決め手でした。実際に入社してみて、本当にエンジニアファーストだなと感じています。

エンジニアのキャリアにとって、何がベストなのかということを営業の方やキャリアサポート(以下CS)の方が主軸に置いて動いてくださっています。時折意見が異なることもありますが、行動原理に【エンジニアファースト】の考え方があるので、納得感があるなと思っています。

何かあったら親身になって相談にも乗ってくださいますし、お給料の面とかでも、すごく考えてくれてるんだなというのは伝わってますね。

悩みながらも、トライアンドエラーを地道に積み重ねた

──改めてこれまで4つのプロジェクトを経験されてきたとのことですが、それぞれ教えていただけますか?

はい、

入社後1社目は、AWSの構築と自動化。オンプレミス環境での運用保守を経験しました。

2社目は社内業務の効率化。

3社目は、外部パートナーさんの管理業務を中心に行い、

4社目が今のAWS基盤構築支援ですね。

オンプレや自動化、管理業務を経て今のクラウド構築、リーダー業務に関わっています。

──ありがとうございます。1つずつ詳しく教えていただけますか?

最初はSIer企業様で、半年程AWSの案件に携わっていました。CloudFormationを使って、構築の自動化を担当していたのですが、研修では触れていなかったのと自動化という概念も理解が浅かったので、トライアンドエラーを毎日繰り返していました。先輩方に相談して、アドバイスもいただきつつ、とにかく手を動かしていくことで、なんとかやっていた感じです。正直なところ、もうほぼ毎日頭を抱えてましたね(笑)

※CloudFormationは、AWSのリソースをコード(JSONまたはYAML形式)で定義し、自動的に構築・管理できるサービス。

ジョイン期間の後半はオンプレミス環境のシステム運用や、障害対応を担当していました。トータルで1年半ほどだったと思います。

──1社目は初めてのことも多く、苦労も多くあったかと思いますが、次のプロジェクトへはどのような形で変わったんですか?

プロジェクト完了に伴って所属のチームが解散となりました。後半はほとんどオンプレミス環境での業務だったので、経験していきたいと考えていたAWSに触れられる機会も少なくなっていました。そのあたりのことは、営業やCSの方にも相談していました。

──2社目はどのようなキャリアになったのでしょうか?

セキュリティ関連企業様で、社内業務の効率化を主に担当していました。1社目の現場で半年間は自動化業務を行っていたので、その経験を活かせるということで決まったプロジェクトでした。あの時の苦労は活かせたかなと思います(笑)

Ansibleを利用しての自動化だったので、経験と若干勝手は違っていたんですけど、似た技術を利用していたことでイメージはつきやすかったです。日々頭を抱えるようなものではなく、なんとかできていたかなと思います。

※Ansibleは、ITインフラの構成管理やアプリケーションのデプロイメントを自動化するためのオープンソースのツール。

ただ、元々AWSを触れられる機会がありそうとのことだったのですが、企業様側で状況の変化もあったのか、その機会がなくなってしまい…営業やCSの方々に相談のうえ、1年ほどジョインさせていただいて次の現場へと切り替えました。

──次はAWSに触れることは出来たのでしょうか?

いえ(笑)次は物流関連企業様で作業者というよりは、マネジメント側・管理側の業務が多かったです。これまでとは違った立ち回りが求められる現場でしたね。

まだ立ち上げて数年の企業様ということで、これからどんどんAWS の構築をしていくというフェーズだったのですが、その時点では内製化に至っておらず、外部のパートナー様と協力しながら業務を進めるような形でした。

僕は、そのパートナーの方々が作業したもののレビューや進捗管理が業務の8割で残り2割が自分たちでの設計・構築という形でした。

──少し望んでいたキャリアとは異なる部分もあったかと思いますが、どうお感じになりましたか?

そうですね。少しギャップはあったとはいえ、今までにない新しい経験もできる機会がありましたし、自分にとってプラスのイメージはありました。

管理側となると作業者とは違う目線・視点が必要だったりするので、それが今のリーダー業務に繋がっています。

──それは良かったです。今まで全て希望通りというわけにはいかなかったところもあると思いますが、振り返ってみていかがですか?

そうですね。自分の思い通りではないからマイナスという感覚はあんまりないかもしれないです。もちろんその時その時で苦しんだり悩んだりはしましたが、今思うと全部経験としてプラスになっています。

過ぎ去ってみないとわからないことはたくさんあるので、その瞬間頑張ってきたことは良かったと思います。

──改めて今のプロジェクトの印象はどうですか?

 今のプロジェクトではやりたいことにしっかり携わることができています。

自分がやりたかったAWS領域でのプレイヤー業務に加えて、リーダーとしてマネジメントも任せてもらえている状況です。ただ、やりがいはありますがとても忙しいです(笑)

プロジェクト自体が官公庁系の大規模プロジェクトなので、構築対象のアカウントやサービスが何百個もあります。それをチーム4~5名で設計・構築するので、量に対しての忙しさという感じですね。

あとは初めて触るサービスや、経験が浅い分野なども今回携わらせていただいているので、とにかくがむしゃらに量をこなして、失敗もして、またチャレンジしてという感じですね。

──それは大変ですね。そのような重要なプロジェクトのリーダーをどのような経緯で任されることになったのでしょうか?またやってみていかがですか?

元々今のプロジェクトへジョインする際に、後輩を育てたり、相談を受けたりすることはできますか?という話はあったんですよね。そこは僕としてもやってみたいなという気持ちでいました。

最初は自信がなかったんですが、チーム内での調整や作業の割り振り、進捗確認、レビューなどを日々こなす中で、少しずつレベルアップできていると実感しています。

あとはやはり、今までお世話になった先輩方々の存在が大きいです。改めてこの場を借りて感謝を申し上げたいです。

キャリアへの向き合い方。「自分は今、何ができるのか」

──今のキャリアに至るまでに工夫をしていたこと、取り組まれていたことはありますか?

僕の場合は結果として要望が叶っていますが、最初から要望に限りなく近いもの…というのは難しいと思います。それは色々と経験してみてわかったことでもあります。

工夫していたことで言えば、営業の方やCSの方には自分のキャリアイメージを遠慮せずお伝えしていました。あとは、なるべくスペックシートに経験を具体的に書いたり、資格も取るようにして、やりたいことに自分も近づいていくような努力はしていました。

──営業やCSの方との関係性はいかがでしたか?

僕はもう本当にありがたいことに、これまで担当いただいた営業さんや CS の方が、皆さん親身にコミュニケーション取ってくださる方だったので、言いづらさみたいなのは特になかったですね。

定期的に連絡をいただいて近況を聞いてくださったりとか、電話だったりとか。オンラインでコミュニケーション取る時とかも、皆さん表情が柔らかくて、すごくエンジニアに寄り添ってくれてるなという感覚があったので、とても話しやすかったです。

──ベースの関係性は大事ですよね。そのうえでキャリアについてはどのようなやりとりをされていましたか?

最初の頃は要望を全部叶えるには、技術や知識が足りないだろうなという自覚はありました。

とはいえ、そういった状況の中でも営業の方やCSの方とキャリアに関するコミュニケーションを取る機会はやってくるので、今の自分の状態を知っておくことと、目指すキャリアにおいて何が自分にとって大事なのか?というところを1つか2つは決めて、面談に望むようにしていました。

あとは要望だけではなくて、「自分は今、何ができるのか」というところも含めてお伝えするようにはしていました。

自身も試行錯誤しながら、考え続ける

──ありがとうございます。とても率直にお話くださり共感することが多かったです。最後に今後のキャリアを考える方に一言いただけますか?

難しいですね(笑) 僕も何か答えがあるわけではないのですが…自分が何をやりたいかが、結局1番大切なんじゃないかと思います。それによって進む道も変わると思いますし。

まずは思い切ってスタート地点に立ってみる。それから様々な経験をしながらプレイヤーを続けていきたいのか、マネジメントに進みたいのか、どういう会社だったら自分のやりたいこと実現できるんだろうみたいなところを考え続けていくことが大切なのかなと。

何か1つざっくりでもいいので、「自分がやりたい」ことを見つけられるといいのかなと思います。

見つけられない…という方も、RPには同期や先輩など仲間もたくさんいますし、営業やCSにも相談できるので、そういった機会はたくさんあると思います。一人で考え込むのではなく、周りの方に頼りながら見つけていくのも良いのではないでしょうか。自分もその相談相手になれるのであればなりたいと思います。

編集後記

紆余曲折ありながらも、一つずつの経験をプラスに変えて、周囲の信頼と評価を得ていく。そんなエンジニアとしてのキャリアを、takumiさんは着実に歩んでいます。

未経験からの挑戦でも、周囲と協働しながら課題に向き合えば、「頼られる存在」になれる──そんな勇気をくれるインタビューでした。

rp-saiyou

ラクスパートナーズ 採用担当

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